ダイヤモンドに次ぐ硬度:タングステン

タングステンはダイヤモンドの硬度、ゴールドの重量感、澄んだ輝きを持つ(レアメタル)希少金属です。

その硬度は地球上の物質でタングステンに傷をつけることができるのはダイヤモンドだけです。
なのでタングステンは日常生活において絶対に傷つかない、色あせないと言える素材です。
また、タングステンは水に触れても酸化しないのでお風呂やプールでも着けたままで大丈!皮脂などで汚れた場合は洗剤で洗えば元の輝きが蘇ります。

腐食しないので金属アレルギー対応、敏感肌の方でも安心してお使いいただけます。

タングステンは重い

タングステンはスウェーデン語で「重い石」という意味です。
その重量感は純金を思わせ、比重は19.30と純金の19.32に匹敵し、鉛と比較すると約1.7倍の重さがあります。

素材の硬さ・ビッカーズ硬度

ビッカース硬度とは、材料の硬さを表す尺度で押込み圧力に対する堅牢さを示します。
その測定方法は、正四角錐のピラミッド型をしたダイヤモンド製の圧子を、測定対象の表面に押し込み、残ったへこみ具合で測定します。
単位はHVと表され大きな力で押し付けたのに小さな傷しか付かない、つまり、試験荷重が大きいのに傷の表面積が小さいという場合、ビッカース硬度の値は大きくなります。

硬い物質ほどビッカース硬度(HV)が大きくなるということです。
高硬度材料との硬度比較

素材の種類 硬度(ビッカース硬さ:HV換算)
ダイヤモンド 7140~15300
タングステン 3430
セラミックス 2350
サファイアガラス 2300
石英(水晶) 1103
強化ガラス 640
SUS304、316等 200前後 サージカルステンレ
鋳鉄 160~180
黄銅 80~150
純鉄 110
プラチナ 50前後
25
22 (熱処理により~50)

上記からもお分かりのようにタングステンは非常に硬い素材です。
ですので、タングステンを鉄製のナイフやヤスリで擦ってもキズがつきません。

重量感のあるシルバーの輝きタングステン

鋭利なカットとまばゆい反射面を持ち、金やプラチナほど高価ではない、その上その輝きが半永久的に持続するタングステンはアクセサリーに適した素材です。
ただ、難点は硬いので加工が困難で細かな細工ができないということです。

Napistのタングステンネックレス

タングステンの指輪を使われる際のご注意

タングステンのリングを使用する際は注意が必要です。
タングステンのリングが着けていて抜けなくなった場合はリングカッターでは切断できません。
消防署に駆け込んでも無理です。
タングステンを切断するにはダイヤモンドカッターで切断するしか方法はありませんので切ってくれるところは非常に限られてきます。
タングステンのリングをご使用になる場合は、抜けにくくなったら使用を中止しましょう。
また、スポーツなど突き指や指にケガをしたり腫れたりするリスクがある場面が想定される場合は事前にリングを外しておくことをおすすめします。